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常に旅の事を考えながら生活しているリーマン弾丸トラベラー。2019年夏に100カ国達成し以後更新中!数年後に世界一周旅行計画中。~~~旅行記 https://4travel.jp/traveler/apple3/~~~  ~~~  Twitter @apple3apple4 ~~~

黄熱病予防接種 副反応に苦しむ(^-^;

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黄熱病の予防接種は副反応は高い確率で出るのですが、私も苦しみました。(-"-;A


中南米、アフリカを旅行する人にとって避けて通れないのが黄熱病の予防接種ですよね。

何しろ「黄熱病予防接種国際証明書」(イエローカード)がないと入国さえ出来ない国があるのです。

黄熱は黄熱ウィルスによって起こる熱帯アフリカと中南米の風土病です。ウィルスを持った蚊に刺されることで感染し、初感染の場合は3割から5割が死亡する危険なものです。

予防接種は検疫所など指定された機関でのみ実施しています。長野県にはないので上京をしたついでに日本検疫衛生協会東京診療所で受けました。

 

予約制で日時が指定されます。病原性を弱めた黄熱ウィルスを用いた生ワクチンのため、集合時間に遅れると接種が出来なくなります。

まず受付に行くと体温を測り、病気や投薬、アレルギー反応などに関する問診表に記入します。代金は予防接種の中でも高額な12300円です。

 

次に医師による問診がありました。行く国、日程を聞かれ、たまごアレルギーなどの有無を聞かれます。これは重要な事だそうです。

アレルギーなどで黄熱ワクチンを接種できない場合には、禁忌証明書を発行してくれるようです。殆どの国では禁忌証明が接種証明書の代わりとして有効になるそうです。

 

接種自体はチクッとした軽い痛みがあるだけですぐに終わります。接種後は安静にし、当日の運動や飲酒は避けるように注意を受けました。

イエローカードはその日に渡されます。以前は10年という有効期限がありましたが、今は生涯有効に変わりました。接種から10日目から有効です。

サイズはパスポートよりやや大きく、コピー用紙よりわずかに厚い黄色の紙です。意外と簡単な作りに驚きました。生涯有効と言われても、長い年月のうちに破けたり汚れたりしないだろうか、紛失する可能性だってあります。そんな場合は再発行が出来るようです。ただし10年の期限付き。結婚などによっての氏名変更はその限りではないようです。

 

忘れてはいけないのは副反応です。

だるさや発熱、摂取した部分の発赤、腫れ、かゆみなど軽いものだと4人に1人に出るといわれています。そして重いものになると、アレルギー反応、神経や内臓障害が起こるようです。65歳以上の人は生理機能が低下し副反応が発現しやすいため、予診などを慎重に行うようですが、全く接種できないわけではなさそうです。

副反応の発現頻度の高さは承知していたのですが、接種したことさえスッカリ忘れていました。5日目になったときに突然悪寒や発熱が起こり、寝ているふとんが汗でびっしょりなりました。シャワーを浴びると水圧が肌に突き刺さるような痛みを感じます。症状は2日続きました。

副反応でさえこうなのですから、実際に黄熱病に感染したらどれほどの苦しみなのか想像も出来ません。(-_-;)

 

黄熱リスク国では、イエローカードの提示を義務づけていなくても接種を推奨しているところもあります。予防接種の重要性や接種のリスクを理解し、接種の判断することが重要だと感じました。

 

早速アフリカ(ケニアタンザニア)に行く機会があったのですが、これらの国は基本的に日本から行く場合はイエローカードが要りません。

経由国によっては必要な場合があるし、タンザニアザンジバルへはイエローカード必携の時期もあったような・・。念のために持っていきましたが、提示を求められることはありませんでした。

 

さて、黄熱病と言えばその研究の最中アフリカのガーナで亡くなった野口英世氏が知られています。他の原因という説もありますが・・。

 

他に黄熱病ではないですがタビロックという世界一周中にマラリアで亡くなったブロガー夫婦もトラベラーの間で語り継がれています。ブログ以外でもTwitterでもリアルタイムに発信続けていたようです。

 

アフリカで感染して、その後南アメリカボリビアのラパスという地で発病して夫婦とも亡くなくなりました。

ラパスは標高が高い街なので、高山病と勘違いし、また海外旅行保険を使いすぎて再契約出来なかったために、病院に行くのをためらったためとも言われています。

 

奥様の「高山病とかこんなに大変だったのぅ~!?!?うちらもう耐えられません」と、そう書いて数日後にラパスの地に若き命は散りました。

 

ブログが本になったので読み進めていると、確かに無茶な旅の仕方をしています。危機感が全くなく、若気の至りを感じる場面も多々あります。(上から目線の言い方でごめんなさい)

 

でもね、こういった事って誰にも起こりうる事なのよね。

気の緩みと旅スキルの欠如、私にもあります。

 

結果、亡くなったからタビロックは非難され、難なくすり抜けた人は武勇伝となって自身の糧と自信になっていく・・・紙一重のこの違い・・

 

せめて予防など出来る事だけはやっておこうと思います。A型・B型肝炎とか狂犬病とか破傷風、ポリオ、日本脳炎、そういったものの知識だけ持っているだけでも違いますよね。

 

タビロックの死を無駄にはしないためにも。

 

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