地球が遊び場 ~ちゃっかりマイルでひとっ飛び!~

常に旅の事を考えながら生活しているリーマン弾丸トラベラー。2019年夏に100カ国達成し以後更新中!数年後に世界一周旅行計画中。~~~旅行記 https://4travel.jp/traveler/apple3/~~~  ~~~  Twitter @apple3apple4 ~~~

中央アジアの不思議な最貧国 タジキスタン

 

何が不思議かって、平均年収$300と言われている最貧国ながら町中が比較的綺麗にだったってこと。ダッカのようなカオス的街並みも想像していたんだけれど、まったく予想を裏切ってくれたね。

 

ただ私が訪れたのはたった1日でウズベキスタンの国境近くのホジャンドのみ。もっとくまなく回れば、もっと別の顔も見れたかもしれない。これはいつか再訪だね!

出発一か月前でもマイルでお盆期間が取れただけラッキー、でも、あぁ・・そういう事か・・。

何がって、この時期の中央アジアは酷暑、もちろん知っていましたよ、その上で行ったので文句は言えませんけど、クーラーのないタクシーの窓から熱風が吹き込み、乾燥地帯の埃が容赦なく顔に叩きつけられた。去年のカザフスタンキルギスは7月だったけれど、今回ほど暑さを感じなかった。甘く見ていたな。

 

さて、どう行ったかと、ウズベキスタンタシケントからタクシーで郊外のクイリクバザールへ行き、そこでベガバード行きのバスに乗り換え。

運転手に「タジキスタンに行きたいけれど、オイベックに行くか」と確認して乗り込み、周りの乗客にも確認。何かあった時に助けてもらわないといけないので、日本から持参したクッキーを配り、思いっきり愛嬌をまき散らして・・っと。(笑)

 

この時は気が付いていた、指さしロシア語会話帳を宿に忘れて来たってことを。でも、引き返す時間はないし、ロシア語圏でも会話帳を使ったためしがないので大丈夫!

 

このバスは意外や快適で、クーラーが効き、お笑いのビデオなんか流してた。

 

クッキー効果か、元々親切なのか、1時間半走りオイベックに着いたら皆が教えてくれた。感謝!国境そばで闇両替商がいたので$5だけタジクの通貨に換えておいた。国境を抜けたらマルシュルートカー(乗り合いミニバス)が停まっていたら乗り込まなくちゃ。それには即現金が必要。国境抜ける間には両替所はないらしいから。

 

徒歩での出入国を終えて、比較的簡単にタジクに到着。

・・って、がら~~~~ん。

マルシュルートカーは?タクシーすらいないの?!

ヒッチハイクか・・

 

そのうち、一人の年配の男性が声をかけて来た。

「タクシー?」そうそう、探してたの~☆彡

 

幸いなことにロシア語に翻訳した1枚の紙だけは持ってきていた。「ホジャンドの観光地の▲と▲と▲を回って、最後はシル・ダリア川が見たい。途中で食堂に寄ってほしい。今日午後4時までにこの国境に戻って来て欲しい。いくらですか?」

 

言いたいことはそれだけ、完璧でしょ?(笑)

 

$80なんてありえない金額の提示、どこからともなく他の運転手まで参戦してきて、早く出たいし、面倒になって$60で手を打つ、敗北感。(笑)

 

タクシーというか、自家用車じゃない?という車に乗り込んで、熱風を浴びながら1時間でタジク第二の都市ホジャンド広場に到着。

 

▲時までに戻ってくるから、ここで待っていてと身振り手振り、時計を指さしながら、たぶん分かったと思う。行ってきま~す。

 

ここがホジャンドの中心地。にぎやかですな~

左手にはモスクがあり、前方の建物は衣料品などが売っていて、右はパンジャンベ・バザールがあります。パンジャンベって木曜日って意味らしい。ちょうど今日は木曜日、にぎわっているでしょう。行きますか。

 

途中で子供に手をつかまれたりしたけど、ゴメン!かまってあげる時間はないのだ。

 

バザールで美味しそうなナンが売られていて一つ買ってみた。表面を油がしみ込んだ布で拭いてピカピカにしていたけれど、手が油っぽくなるのが嫌で、油なしを一つ。最高に美味しかったよ☆その日の夜宿でも食べたけれど、やはり美味しかったけれど、翌日は味が落ちたので捨ててしまった。こんな大きなナンは一人では食べきれないよ。

2ソモニ(15円)でした。国境で両替しておいて良かった。何もなかったら市場めぐりも楽しくないよね。

 

時間になり急いで戻って、今度はソグド歴史博物館へ。

入場料10ソモニ(140円)、どうせなら写真も撮りたいので10ソモニで撮影料も支払う。地下はアレキサンドリア大王の生涯の大理石、ここは見もの。

 

写真を撮っていたら、鋭い視線に気が付いた。そして彼に「撮影は禁止」と英語で言われる。

あれ?地下は撮影禁止だったのかな?とっさに謝ったものの、ちょっと腑に落ちない部分もあり、追いかけて聞いてみた。

「地下だけ禁止?」「いや、ぜんぶだよ」と。

あ、勘違いしているな。そこで、撮影券なるチケット見せて、払った事を告げました。

彼はガイドのような方で、たぶん外国人カップルを連れていた。

 

反対に謝られてしまったけれど、誤解が解けて良かった。何だかタジク人の正義感を垣間見た気がした。

 

博物館の裏はアレキサンダー大王の最果ての都のアレキサンドリアエスハータの地に建てられた砦跡がある。そこも10ソモニ。

 

イスラム圏だけど、ビールでも飲みたいな☆彡(笑)

身振り手振りイラストまで描いて(飲みたいから必死だよ・笑)、分かった模様。連れてってくれたのは小さなスーパー。いや、ここじゃなくてレストランでビールが飲みたい。

手持ちのお金がないから、クレカが使えるところ・・。でも諦めた。だって、ビールと言った時に、ずいぶん驚かれたから。ここはイスラム圏・・おとなしく郷に入ったら郷に従え!

 

最後にシル・ダリア川が見たいというリクエスト。どこに行くの?っというぐらいに走り始めて、着いたのは川水浴している場所。こん場所がタジクにもあったのね~

ビューポイントを想像していたけれど、これはこれで良かった。

 

最後に食堂に連れて行ってくれて、中央アジアのうどんを注文。それぞれ1.5Lのペットボトルの飲み物も追加。喉カラカラだよ~

 

運転手は支払うつもりだったらしいけど、最貧国の人に払わせるわけにいかない、私が払う!あれ?全部で200円くらい。そうか、ここは最貧国、これがこの国の物価なんだね。

 

時間には国境にると、参戦してきた運転手たちが迎えてくれた。「よくやった!儲けは分け合おうな、一緒に交渉したんだからな」と、言ったかは知らないけれど(笑)、あとはうまくやってくれ。約束通り$60を支払って、さよなら~

 

出入国を終えてウズベキスタンに無事に戻りました。ウズベクのビザはそのためダブルで取得。

 

そうそう、タジクのトイレは博物館の中以外はすべてぽっとんトイレ。

 

楽しかったよ、タジク。また来るね~!

f:id:apple3333:20161106174114j:plain

ホジャンド広場 モスク

f:id:apple3333:20161106174052j:plain

ホジャンド広場

 

f:id:apple3333:20161106174132j:plain

パンジャンベ・バザール

 

f:id:apple3333:20161106174147j:plain

ソグド博物館

 

f:id:apple3333:20161106174206j:plain

シルダリアア川水浴