神秘的かつノスタルジック ブータン
行ってきました、ブータンへ!
日本・ブータン国交樹立30周年の年で、6~8月までは公定料金を撤廃、それでも周辺アジアよりも高いですが、この機会を逃がしたら当分行きそうもなかった(行けそうにないが正当か)、思い切って行って良かったです。
ドゥルックエアという聞きなれないブータン国営の飛行機に乗って、バンコクから4時間。
生憎、天気が思わしくなく左側のA席を確保するも、ヒマラヤは見えませんでした。帰りはF席に望みを掛けましたが、やはりダメでした。
この国は1999年まで、テレビやインターネットが禁止されていたんです。鎖国状態から開放されてまだ17年しか経っていないんですね。
今でも外国人の受け入れには制限が掛けられているとか。
だから、あのように高い「最低公定料金」が存在するんですね。
自由旅行は許されずに、かならずガイド、ドラーバー付き。どこに行くにもガイドがついてきます。監視と言うほどではないですが、多少窮屈感は否めません。
初めて行く国は一人の方が感覚が研ぎ澄まされて良いのですが、ブータンに限ってはツアーに入らないといけないので、旅仲間を募りました。人数が多い方が安いし、たまにはこんな賑やかな旅も良いものです。
首都ティンプーも、山に囲まれ日本の昔の風景を彷彿させます。
ブータンは信号のない国なんです。手信号の警察官が交通整理をしています。
女性6人で、うち4人が民家宿泊、2人がホテルの予定でした。
しかし、民家はバケツシャワーと聞いて、泊まる前から民家組が嫌がり、翌日はホテルに変更しました。
ある程度は予想していましたが、やはり民家に連泊はきついです。
一泊、話しのネタに泊まるくらいが丁度良い。
お風呂もトイレも民家から離れた場所にあるので、夜は水分を控えてトイレに行かないようにしました。やはり、便利な日本に慣れていると不便さは否めませんね。いつからこんなヘタレになってしまったものやら。
ブータンの食事は唐辛子を使っているので辛いです。
唐辛子が野菜として食べられているのです。
観光のハイライトはタクツァン僧院です。
途中雨にあい、頂上まで行けませんでしたが、第一展望台での景色が良かったし、その後時間に余裕が出来たのであまり残念には思いませんでした。
どこに行っても王室の写真を見られます。
最初に驚いたのは、客室乗務員が王と王妃のピンバッチを付けていた事。
どこに行っても王、王妃、今年2月に産まれた王子の写真、王室ファミリーの写真が見られます。市内のお土産やさんでは、数々のグッズが売られています。
民家にもカレンダーや写真が飾られ、まるでアイドル並みですね。
国民総出で崇拝しています。
そう、国民総幸福量の高い国でもあるんですよね。
諸外国からの情報が少ないからからなんじゃないかと思っていましたが、この国は教育費や医療費、水道など生活インフラが無料なんです。
そういえば、首都によく見る浮浪者を見なかったな。
最低限の生活の保証され家族が健康だったら、そりゃぁ幸せだって思うかな。
学校、職場、寺院には民族衣装を着ることが義務付けられているのです。
夜ガイドに連れて行っもらったカラオケで女性はキラ、男性はゴを着ています。カラオケといっても、女性はホステスか?!と思うほど。
ドラーバーさんは気に入られて、手をにぎられていました。まんざらでもなさそうでしたが・・。(笑)
不思議な国でした・・
帰国直後は、もう行かないかも知れないと思っていましたが、帰国し色々と調べていくうちに興味が増しました。
今度は学校とか病院とか市民の生活を見てみたいと思うようになりました。その頃には最低公定料金やガイド付きもなくなっていれば良いな。次回は一人で行ってみよう。